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SOP

災害時における標準的な対応手順等の
可視化のニーズに基づく研究開発

新潟大学

プロジェクト概要

地震発生時に建設業や地方自治体、公益事業体、民間企業が担う初動対応や復旧支援活動の確実化と効率化に資するため、個別のアセットの被害状況を推定する「早期被害把握システム」と、これらの結果を速やかに共有する「災害情報共有システム」を構築し、効果を測定した。
  1. 手順のSOP化:Standard Operating Procedure
  2. 過去災害の実際を分析し、災害対応機関が実施する業務の手順を標準化し、その効果検証が可能になるよう可視化する
  3. 手順のWBS化:Work Breakdown Structure
  4. 災害対応における業務実施のための活動手順を業務構造分析し、作業工程に応じて分解し、ワークパッケージとして構成・記述する
  5. 手順のPM化:Project Management
  6. 災害対応を有期の目標達成型業務として位置づけ、フェーズごとの目標に応じた各活動の計画立案、進捗管理の実施方法を確立する

成果

災害対応手順標準化システムツール‘WBS-M/ACE’の公開

「標準的な業務処理手順の構造化」とその結果に基づく「機関・対応者ごとの行動マニュアル作成」のためのツールの公開
組織・担当者の災害対応業務の構造化・マニュアル化が簡便に実施可能。その蓄積を全国で共有

図:災害対応手順標準化システムツール‘WBS-M/ACE’の公開

大阪北部地震のタイムライン分析

大阪北部地震におけるリスク・被害に対する対応業務分析結果を時系列的に可視化
自治体の「被災者支援業務」10カテゴリ/40 業務の分析を実施。時系列的な業務量を統合的に可視化

図:大阪北部地震のタイムライン分析

大阪北部地震の時空間分析

大阪北部地震におけるリスク・被害・対応分析結果をGIS上にストリーマップ、タイムスライダー機能を活用して可視化
首都レジ・データ利活用協議会活動をPRISMにて展開。得られたデータの可視化と災害時の標準的な時空間分析方法の提案

図:大阪北部地震の時空間分析

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